謎のカフェ アゲイン

去年、ディープな十三ミステリーツアーで、謎のカフェがえらく気に入ってしまった。
オットはそのカフェに連れて行ってほしくてたまらない様子。

しかし、カフェは、日曜日が休み。
なかなか行く機会に恵まれなかったのですが、ついに昨日の土曜日、
念願成就、連れて行ってあげることができました。

この日は長男くんが学校、次男くんが修学旅行、まさに十三日和。
阪急神戸線沿いのカフェ、その佇まいを見たオット、「パリの街角にありそうや。。」
と、えらいおとめチックなことを言いだす。行ったこと、ないけどね。

先客が1名。オニイサンと楽しげにおしゃべりしているおじさん。
オジサンは、半袖短パン姿で、大事そうにヘルメットを抱えて座っている。
ライダーなんや。。
うん!これこれ!この雰囲気。

椅子が2つあったので、座ろうとしたら、
オニイサンが中からあわてて椅子を1つ、出してきた。

え?2つあるけど?
不思議がる私に、ライダーおじさんは、1つの椅子を指差した。
ナニやら座るところに、張り紙がしてある。

「座面が外れますので ご注意くださひ」

ライダーおじさんは、得意げに 座面を取って、お皿のように持ち、

「な。こうなるねん。」

と、外して見せてくれた。
「外す」というか、のせているだけの座面。

ああ、そういうワケね。
こりゃ、座れませんわ。
でも、一応、置いてはるんやね。。
f0196887_7571528.jpg

これは、前回の写真。。
たぶん、この3つのうちの 丸い座面の一つが壊れたしまったようだ。

謎のカフェ度アップ。

常連さんでない我々に、オニイサンは銅板に書かれたメニューを差し出し
コーヒーの淹れ具合、豆の種類について説明をしてくれる。

あの時と同じ銅板のメニューだけれど
月日のせいか、銅版には 何が書かれているか、さっぱり解読できない。
色合いからして、古文書を解読しているような。

「250」とか「280」とか、かすかに見える数字は きっと値段だろうが
何が250円なのか、全然読めない。

それでも、オニイサンは、銅板を指でなぞりながら 説明してくれる。

オットは濃い目のローストを、私はあっさりめを ホットでオーダー。

ボダムの透明な容器に入っている豆は、テカテカと油で濡れている。
1杯ずつ挽いてくれて、これまたボダムの上等のフレンチプレスに投入。

タイマーで、おそらく4分計り、プレスして 
またまたボダムの ダブルウウォールグラスに注ぐ。

道具にもこだわり、もちろん 豆にもこだわり、手間暇かけて1杯ずつ淹れてくれる。

美味しいに決まっています。

オットはブラックでしたが、私はおこちゃまなので 砂糖&ミルク入り。

しかし、砂糖&ミルクのこだわりが無いのよねー。
まあ、ここでそんな無粋なことをする私も私だが。

オットにとれば、夢にまで見た謎のカフェ。
オニイサンが淹れるところを眺めながら、期待も高まる。

全てにカンドーしたようで、コーヒーの味ももちろんのこと、感激しておりました。

と、一匹の虫が。。。なにやら、イヤーーな感じが、予感が、したら  的中。
私の、私の・・・コーヒーに・・・ダイブしやがった・・・

「おに~さ~ん・・・」

まだ一口しか飲んでない私のコーヒー・・半泣きでニックキ虫を見つめる私。

「ああ、虫、はいったわ。」

ライダーおじさんがフォローしてくれる。

「あ、とりかえましょ。」

せっかく淹れてくれたのに、ごめんやで。

で、再び4分間、良い子で待つ私。

これも、オープンカフェならではのアクシデントよね。

この小さすぎる謎のカフェに、これまた個性的な常連さんが次々とやってくる。

まず、若いカップル。
オニイサンとしばらく談笑。

「アイスコーヒーと、アイスオーレでいい?」
オニイサンがオーダーを確認する。

ああ、「いつものやつでいい?」ってことやね。

ライダーおじさんは、「どうぞ 座り」と 張り紙付きの椅子を差し出す。

女の子が「いやー、その椅子は遠慮しとくわー。」と、ケラケラと笑い飛ばす。

自転車に乗って、一人のおじさんがやってきた。

「ふたつ、な。」

おおーー!これでオーダーが通るんや!!

オニイサンが「え?また?こぼしたん?」

どうやら、さっきもテイクアウトしたようだ。

「いや、飲んだよ。もう一回、飲むねん。」

オニイサンは、紙袋の底に、紙コップが納まる台紙を入れ、オジサンに渡していました。
おじさんは自転車の前かごにそれを入れ、去ってゆきました。。

ライダーおじさんも、お帰りです。
横に置いていたバイクの収納庫から、長ズボンと上着を取りだし、それを着こんでヘルメットをかぶり、さっそうと去ってゆきました。。

カップルの女の子が 洗いものをしているオニイサンに
「今日は仕事してるやん。本も読まんと。ケラケラケラ。」
と、いじったりしています。

コーヒーももちろん美味しかったけれど
ディープな人間観察も面白かった。

十三の色濃いカフェであります。
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by shiga-koubo | 2010-06-13 07:58 | 日常


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